~ 健康な身体で充実した毎日を ~
変形性頚椎症による症状は首後面の痛みや、神経痛による上肢の痛みなどが主で、軽度の場合は肩こりによる痛みなどの症状が見られることもあります。スマホ首と言われるストレートネック(首の弯曲が少なくなった状態)や、首のカーブが強くなった状態などが変形性頸椎症による症状にも関係します。スマートフォンの普及によりこのような症状は増えています。デスクワーク姿勢なども症状増減に関わっており、必要に応じてデスク環境の指導なども行います。症状改善のために重要なことであり、普段の姿勢についての質問なども気軽にしてください。
治療の流れとしては、医師による診断を受け、頚椎牽引や温熱療法、電気治療などの物理療法を行います。医師の判断により、理学療法士によるリハビリも開始します。首の痛み軽減のために頸部だけでなく胸郭、肩甲骨、肩関節の機能改善も重要であり、理学療法士が痛みや姿勢などの評価を行った上で、運動療法により症状改善を目指します。頸部痛に対して一般的に行われる運動療法としては、頸部屈曲のトレーニングがあり頸部深部の筋肉を鍛えることにより、頚椎の安定性を高めて症状改善に努めます。
頭頸部屈曲 (頚部深層屈筋)トレーニング